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ドローショット(引き球)

※この解説では、手球と的球が一直線に並んでいる状態を想定して説明します。(憧点の位置は、憧点で解説した「下」)


ドローショット(日本語では引き球といいます)とは、手球の中心より下部を撞くショットの事です。この場合手球には後方回転がかかり、手球は的球にあたった後にその回転力で後方へ走ります。 (言わば自分の方へ戻ってくる)

どうしてもドローショット(引き球)ができない・・
初心者の方は「どうしても引き球ができない」というような事があります。そんな時は次の条件を満たしているか一考してください。
①的球が遠いとき、手球は下をついても転がる途中で、下回転→無回転→前方回転と回転に変化が生じます。(ラシャとの摩擦があるため、回転にこのような変化が生じます)
 引き球が成功するのは、的球にあたった際に、下回転している場合のみです。無回転→前方回転の状態の時に的球にあたっても引き球にはなりません。
 いわゆる無回転状態はストップショットと同じ、前方回転はフォローショットと同じ状態になるといったら理解してもらえるでしょうか。
②もう一つ考えられるのは、憧点下を狙ってキューを突き出しても、キューをすぐ引き戻してします場合が考えられます。
 手球に十分な回転を与えるには、大きく突っ込む必要がありますが、手球にキューがちょこっとあたって、すぐにキューを引き戻してしまうと十分な回転がかかりません。
 初心者の方に多くみられるのは、引き球だから手球が手元に戻ってきてキューと接触することを恐れて、ショットした瞬間にキューを手前に戻してしまうことがよくあります。
以上の2点を考えながら練習してみてください。